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蕙拐子

ここでいう 蕙 huì とは日本でいう一茎九花のこと、拐子 guǎizi とは詐欺師、ペテン師の意味。騙してニセモノを売る人のことではなくて、蕙がよく人を騙すと言う意味で江南地方では昔から「蕙拐子」という言い方があります。
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左の画像は昨年我が家で咲いた
「九花翠桃」と仮称で呼ばれている九花。
正式な名前がなく、どこからいつごろ日本に来たのか知りませんが北陸にだいぶ昔からあったようです。

我が家にきたのは数年前で
去年6本の花をあげました。

今年もまた6本上がってるので展示会でお見せできると思います。





ところで去年咲いたこの6本の内、

1本だけ通常の三瓣一鼻頭の翠桃咲きではなく、普通の梅瓣咲きでした。
右下の梅瓣咲きの花は捧心と舌、外三瓣の雄性化があまく、色は赤みを帯び、花柄の付け根の苞衣も細くなっています。
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よく見ると、梅瓣咲きの花軸の花の中でも雄性化がやや強く舌が垂れずに如意舌になっているのがあり、翠桃咲きしている花の中にもやや捧心の兜があまくなっているものもあります。
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捧心が兜になる梅瓣咲き、水仙瓣咲きというのは花瓣が蕊柱化した一種の奇形花ですから、本来の正常な姿である並花に戻ろうとする復元力が常に働いているんだろうと思います。
まったく違う品種かと思うほど花型、葉姿が狂うことは一花でもありますが、九花は特に変化が大きいようです。老上海梅と仙綠はよく行ったり来たりしますし、大一品や翠咢もときどき変わった咲き方をします。九花は株をしっかり作って数本咲かせて、何回か振れ幅を確認しないとその姿はわかりません。できれば、咲いたらお互い見せ合える数人の仲間で同じ株を分け合って作って作場の環境や水遣り、肥料の違いなど確認出来るとさらに楽しめます。

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