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2015浙江省(杭州)春蘭展の報告(その2)

                             新老種の巻
   
新老種というと変な言い方ですが、文革の動乱が終わって蘭栽培が再興した、ここ30年くらいの間に新しく発見された昔タイプの品種を江南地方の蘭人はこう呼んでいます。翠綠色の「荷・梅・仙・素」を求める伝統的な審美基準は今も受け継がれています。
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日本から見ていると最近の向こうの愛好家は奇花ばっかり好んで・・・と思い込んでる人が多いんではないかと思いますが、実際に直接会って話をしていると、「最近こんなのを手に入れたんだ」と一花でも九花でも素心を自慢する人が意外に多いです。
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「話題性」と実際はかなりちがうように思います。

地味なのは目立たない・・・
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よく見ると素心と荷花瓣では昔の名品にまけない新種はけっこうあります。
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梅瓣や水仙瓣では一級品といえるものは少ないです。
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いいな!と思っても別な株を見るとヨレヨレ咲きだったりして、
小打梅や西神梅みたいに咲き始めだけの一瞬名花なのかなぁと思ったりします。
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その点、同品種でもたくさんの株を見比べられる本場の蘭展は面白いです。
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こんな展示会の写真はネット上にその日のうちにたくさんアップされて日本からでも見ることが出来ますが、良く咲いた画像しか出て来ないのでだまされます。
やっぱり実物をたくさん何度も見ないと・・・
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昔の本の写真なんかにしても、1枚の不鮮明な写真だけを見て云々するのはすごく危険だなあとつくづく思います。
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たくさん見たら分かるようになるかというとそうでもないけど・・・
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でも数年前同じ株を分けた葉姿や咲き方がちょっと違うのをベテランのヒトが別品種だとか、系統がどうのとか言ってるのを見聞きすることはよくあります。まあ、変にお金が絡まなければそれも楽しみ方のひとつかもしれませんが・・・
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「杜字」は去年紹興の露店で見たのと色合いがずいぶんちがいます。
これが普通の咲き方です。日春のベテランの方なら自由に発色コントロールできるかもしれませんが・・・
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「廿七梅」と「九龙梅」は安定していい花です。
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一昨年、寧波から連れて帰った「九龙梅」はニセモノかなぁ!?花型は咲き方で多少ちがって見えますが、No42のように外3辨の真ん中にきっぱりと折れ目が入るのがこの花の特徴です。あれはあれでいい花だけど「七龙梅」か「五龙梅」に改名しましょうか・・?

次回その3とその4では昔は選別の対象ではなかった奇花と色花・葉ゲイ品を紹介します。

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コメント

「九龙梅」
以前中国のネットでみた写真は「京九龙」と同じだった記憶が!!!

投稿: | 2015/03/17 08:15

下山=科技
ひょっとして 同じ発音の読み?????

投稿: そんちょ | 2015/03/17 08:20

リボンの付いた鉢は、何かに入賞の品ですよね。
「愈氏素苛」のリボンがチョイみすぼらしい。

19番と27番は、同じ画像に見えル・・・?

投稿: 儿 | 2015/03/17 09:43

ほんとだ。。画像張り間違えてる。
帰ったら修正します。28番は名前入れ忘れてますね。

投稿: 中国蘭迷 | 2015/03/17 10:22

3番のコ、ミドリ色がきれい!
日本にも来てくれないかなぁ

投稿: 儿 | 2015/03/17 11:59

44番のコは、某村のそんちょが好みそ・・

投稿: 儿 | 2015/03/17 12:02

九龙梅は舌に緑の線があって
無点気味にみえますね♪
素心のような風情があって可愛いなぁ

投稿: ユンナン | 2015/03/17 12:44

下山=科技??
発音は普通語も呉方言もまったく違うはずですが
ひょっとしたらバイオの研究所が山の上にあるのかもしれませんね。。

投稿: 中国蘭迷 | 2015/03/17 21:51

九龙梅は舌の紅点は普通はしっかりあります。
42の九龙梅は、外瓣の形が典型的な九龙梅ではないですけど
どんな咲き方してもいい花です。

投稿: 中国蘭迷 | 2015/03/18 12:35

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