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膠(にかわ)復活・・

25日の京都新聞に膠復活に取り組む嵯峨芸大のニュースが載ってました。
20130325nikawa
私はまったくの門外漢だけど以前、この大学で行われた膠についてのシンポジウムを野次馬として聴いたことがあります。
膠は日本画や伝統木工芸にとって陰の立役者であるのだけど、その時すでに製造している業者が1軒しかなくその質も戦後悪くなっている。いろんな合成接着材があるけど何千年も使われてきた膠に変わるものはなく、そのことに気付いて一番危機的に感じているのは使っている画家や工芸家でなく文化財の修復を担当している技術者たちであるということでした。よく精製された質の悪い膠を使うとみごとに描かれた絵も10年もすると絵の具が剥落してしまうし、仏像や木工芸に現代の合成接着材を使われるとあとあと修復ができないそうです。(膠は暖めると軟らかくなって分解でき、痛んだ部分だけを修復することができる。)

戦後膠の質が落ちたというのはおそらく製造方法の問題というより、農耕に牛馬を使うことがなくなり原料の骨や筋、皮が軟弱になったためではないかと思います。
あのシンポジウムを企画した人たちはその後もずっとこの問題に取り組み続けてたんだなと思ったニュースでした。

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