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桂圓梅と「鶴市」

この花は「天興梅」で入手したものですが咲いてみたら桂圓梅でした。
わかってしまうと葉っぱだけ見ても間違うはずはないのに・・・
桂圓 guìyuán とは別名 龍眼 lóngyǎn ともいう丸い果実のことで、丸い花瓣をこの実に見立てての名前だそうです。別名(というか本名)は賽錦旋梅。
梅瓣で捧心もしっかり兜を呈しているのに苞衣は花瓣化してない面白い花です。
20120325guiyuanmei0120120325guiyuanmei02
苞衣が花瓣化すると緑色を呈して厚くなるのですが、薄いまんま蕾に張り付いて首が伸びることができず、変な咲き方をすることになります。蕾が伸び上がってきたら早めに爪楊枝を使ってそっと張り付いた苞衣を剥がしてやるとよいのですがこれは手を貸すのがちょっと遅すぎました。少し首がひねくれてます。
剥がす前に霧吹きして10分ほど置いてから、楊枝の先を花瓣と苞衣の間に入れてころがすようにするとはずしやすいです。

ところで「鶴市」という品種ははたして日本に渡ってきているんでしょうか?
出回っている「鶴市」は「桂圓梅」にうり二つ、というより「桂圓梅」そのもののように思えます。『蘭蕙小史』の説明文を読んでも写真を見ても似ているというようなものではないのですが・・・
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コメント

>そのもののように思え・・・・

ですよねぇ!

さる大家が中国で「桂圓梅」を買ったら、バイオ品であったという話も聞きました。

投稿: | 2012/03/27 09:57

鶴市は中国のほうでは現在の写真は出てるのですか?
以前、桂円梅と鶴市を並べて販売してるのをみたことあるんですが、違わない様にみえました・・・

ところで今更ですみません。
宋梅のフルネームにもある「錦旋」は名前のことですか?

投稿: ゴ | 2012/03/27 23:05

本物の鶴市は絶種してしまったのかもしれませんね。
中国で出版されている本では日本の本の写真や里帰りした蘭の名札がそのまま使われていることもよくあります。

ちなみに「鶴市」とは来年全国展が行われる江蘇省太倉市の岳王鎮というところの古名だそうです。

宋梅の発見者が宋錦旋さん、つまり錦旋は下の名前ですね。

桂圓梅の別名「賽錦旋」も人名かと思いきや、
「賽」は「競争する」、「勝負する」という意味があって、「宋梅に匹敵する良い花だ」という意味のようです。
「賽」という姓も中国にはあるにはあるのですが桂圓梅の発見者やその後の普及とかに関わった人に賽さんはいないみたいです。

投稿: 中国蘭迷 | 2012/03/28 07:07

ありがとうございます(^O^)
じゃあ(宋)錦旋さんの蘭に負けない梅って感じなんですね。

鶴市の由来もずっと気になってました。
中国銘品の名前は発見者や地名が良く使われますね!

センス無いようでもありますが、下手にクサイ名前つけるよりはいいのかも??

投稿: ゴ | 2012/03/28 09:47

『蘭華譜』には桂圓梅っぽい花の写真が「鶴市」として載ってます。
日本に来たときから間違ってたのか?あるいは
桂圓梅が凝って咲いたのを畢耐庵さんが新種と見て「鶴市」と名づけたのか?
後者だったとしたら今のであってるかもしれません。

小原栄次郎さんは呉恩元さんや王叙平さんとも親交があったみたいだから誰か恐山に行って呼び出してもらってインタビューしたら真相がわかるかもしれませんが、、
でももしイタコがインチキ霊媒師だったら・・・

投稿: 中国蘭迷 | 2012/03/28 10:55

蘭書も中国語も勉強しないといけないからインチキ霊媒師も大変そう…(笑)

投稿: ゴ | 2012/03/28 22:30

かしこいインチキ霊媒師だったら「わし、温州出身なんじゃ」とか言ってごまかすかもしれません。
温州の田舎は山ひとつ越えたら通じないほど方言のバリエーションがきつくて発音は日本語にちょっと似ているので戦前大陸で諜報活動をしていた日本軍のスパイはよく温州出身だと偽っていたそうです。

投稿: 中国蘭迷 | 2012/03/30 08:08

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