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広西省桂林の寒蘭の自生地

このBLOGにたびたびコメントいただいている周旭明先生が最近広西省桂林龍勝というところを旅行し、寒蘭の自生地を見てこられたということでご自身のBLOGで紹介されてます。

  芝兰之室-我的兰花世界  ← 周さんのブログ

写真を見ると確かに寒蘭のようです。
花が写ってるのでもう咲いてるのか?とびっくりしたけど、よく見ると花の写真は去年の11月末の撮影でした。よくよく読むと当日雨天で好い写真が撮れなかったので現地の友人から借りたとのことです。
素心のようにも見えます。いわゆる「杭州寒蘭」なんでしょうか、それとも普通の寒蘭なんでしょうか?
ルさん、写真みてわかル??

紹介文中の“九山半水半分田”というのは辞書には載っていないのだけど百度で検索してみると桂林や麗水などの地形を形容しているのがわかります。“山が多くその間を水(川)が流れ、田んぼや畑は少ない、そんな風景の土地”ということでしょうか。

桂林というと確か去年だったか、大きな寒蘭展が開催され津のKKおやびんさんも行かれたんじゃなかったかな!?

日本の寒蘭やエビネや石斛の自生地はブームとともにあっという間に乱獲されほとんど絶滅してしまったんではないかと思います。中国の自生地は行花まで根こそぎ採らずにいつまでも名蘭を産出し続けてくれたらいいのですが・・・

周さんのブログの文章を以下に訳してみました。

 7月23日、私達は遠路はるばるついに広西省桂林市の龍勝という少数民族自治県にやってきた。広西は山の多い省で、車はずっと山々の間を縫う様に走った。龍勝は中国南方に位置し、典型的な“九山半水半分田”の地である。平均海抜は700~800m、年平均気温18.1℃、1年のうち霜が降りない期間は317日間、年平均降水量は1544mm、冬に厳寒はなく夏に酷暑がない、亜熱帯季節風性気候に属し、比較的温暖湿潤で、植物の生長に大変適している。道中、山はいたるところ青々とした植生に覆われ、特にシダ植物が多い。私達は石段に沿って山上へ登ったのだが、石段の両側は小葉の翠雲草(クラマゴケ)がびっしり生えていた。とても可愛い。

 山の林床には寒蘭があちこちに生えていた。桂林の寒蘭は通常広葉寒蘭と細葉で根の太いタイプに分けられるが、私達がその時見たのはほとんど細葉寒蘭であった。寒蘭は広葉樹林の急な斜面に多く生えており、日照は少なく、根は浅く薄い腐葉土の層に覆われ、土質は粒の荒い赤土で、排水が非常によさそうだ。
私達が行った時天気は雨で湿度が高く、遠くの山の谷あいからは白い雲が立ち上がっていた。現地の人が言うには、寒蘭は空中湿度が比較的高く、生長季は幾日も霧雨がしとしとと降り続き霧が立ち込めるようななかで成長しており、相対湿度は90%前後ある。
冬季の休眠期でも65~70%で、夜、気温が下がれば昼間に比べて湿度はもっと高くなる。
寒蘭の成長には霧が立ち込める湿潤な空気の流れが必要である。
空中湿度が低いと、蘭は黄色くやせて葉は粗くなり濃緑の光沢がなくなる。
空中湿度が成長にちょうど良いと、しっとりした翠緑色の光沢のある葉になる。

 私達が行った時は雨が降っていていい写真が撮れなかったので、蘭友から借りた原生地の写真を参考に供え、ここに写真を提供してくれた蘭友に感謝の意を表したい。

周旭明先生: 谢谢分享!

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コメント

写真が小さいので判りにくいのですが、どうやら「普通」の寒蘭みたいに見えます。
eye 株の近くだけを見ると、あまり日本と違わない様な感じ。
藪の中なのでしょうが、そこの周辺風景の写真も見たいですね。次回はマクロ(近接)撮影や山の遠景もお願いしたいです。

投稿: ル | 2010/09/01 14:26

自生地の山々の遠景も見てみたいものですね。。

桂林は88年に新婚旅行で行ったことがあります。漓江下りとか定番の観光コースでしたが・・・

投稿: 中国蘭迷 | 2010/09/01 21:56

写真はクリックすると大きくなるはずなのだけど、「蘭花網」に会員登録しないとできないみたいです。コメントも会員でないとできない。会員登録するには住居地、Tel、身分証明書Noなどを記入しないといけないけど残念なことに外国人の加入を想定してないようです。

投稿: 中国蘭迷 | 2010/09/01 22:08

桂林での中国寒蘭全国展は、第一回、寒蘭展となり、その後、毎年、続いています。大きな大会で、寒蘭のある、各州から、たくさん持ち込まれていました。
桂林の近くは、いわゆる、中国寒蘭で、広葉寒蘭と呼んでました。日本の寒蘭と、何ら変わりがありません。
細葉タイプの物が、杭州寒蘭ですね。
産地も広いですよ。

投稿: k-kanran | 2010/09/04 16:49

k-kanranさま:コメントありがとうございます。
桂林にも「杭州」寒蘭あるんですか。。
寒蘭も九花も分布ずいぶん広いんですね。産地ごとに微妙な違い、特徴があると思うのですがそれがこれから判ってきたら面白いですね。
趣味家の交流がますます広く盛んになってきているだけに、これから出てくる名蘭がどこの産地のものなのかぜひ出自をはっきりさせていてほしいものだと思います。

投稿: 中国蘭迷 | 2010/09/05 22:06

中国蘭迷さん、ご無沙汰です。
京都、39.9℃eyeだったとか・・・・! まるで「お風呂」ですね。汗かきの蘭翁など33℃が上限です。
蘭共々、ご自愛専一のほど rainが欲しいですね。

投稿: 蘭翁 | 2010/09/05 23:42

お暑ぅゴザイマス!
酷暑続きで脳みそまで煮えてしまったようです。
温度のせいでお米の実りが早く、毎日が白昼夢の中を漂っている感じです。
貴重な寒蘭の自生写真を見ても感動がいまいち、、、
早く涼しくなぁーーーれ!

投稿: そんちょ | 2010/09/06 10:38

今ごろ中国も暑いのかな?

あらためて花の画像をダウンロードして拡大してみましたが、一枚は棒心に覆輪があるようですし、葉の根本が細いので(色は別として)『杭州寒蘭』らしいですね。前言訂正します。

投稿: ル | 2010/09/06 12:17

杭州寒蘭は、桂林にあるか?と、といわれれば、
扱ってる、業者いるよ!と、答えるよ!
でも、もっと、南の雲南の寒蘭の中に、覆輪をとる寒蘭、舌も白地にきれいなピンクの点がある個体をみたことがある。でも数千個の個体の一個だけだった。後は、見たことがないよ!
桂林の周囲では、まずない。

投稿: k-kanran | 2010/09/07 20:25

シンビジウム属のランが居るのは東アジアだけですよね。
風向きから言って、おそらく雲南、ミャンマーあたりの横断山脈が起源で、交配と変異を繰り返しながら照葉樹林帯に沿って日本まで分布を広げてきたんだと思います。
ヒトのミトコンドリアDNAを解析すると今いる人類はすべて20万年前のアフリカ大地溝帯あたりにいた一人の女性にさかのぼれるとか・・
ランについても誰か遺伝子解析してそのルーツを明らかにしてくれないかな・・・

投稿: 中国蘭迷 | 2010/09/08 20:58

杭州也不产寒兰,在中国是没有杭州寒兰这一种称呼的。被视为珍品的“杭州寒兰”,实际上产地正是丽水永嘉龙泉一带的“永嘉寒兰”或者“龙泉寒兰”,可以统称为“瓯江寒兰”。
瓯江寒兰指原产地在以永嘉、丽水、龙泉等为中心的瓯江流域的寒兰,其特征明显:细叶、粗根、幽香、白覆轮,习惯称之为“细叶种”,也就是细叶寒兰。瓯江寒兰在中国寒兰中具有鲜明的特色,株形比其他区域的寒兰矮小,叶厚润挺拔,假鳞茎较大而根较粗。绝大多数花是绿色的,也有红色、紫色、黄色、多数有白色镶边。花枝高,花朵唇瓣有红点、紫点或芝麻斑,鲜艳醒目;花梗多数为灯芯杆,高挺出架,花朵间陋距疏明,花姿韵美秀逸,香气清幽,颇具高雅的线性之美。

桂林是出产寒兰的,桂林寒兰主要产于桂林恭城山区,有阔叶和细叶之分,叶秀花香。10月底到12月为开花旺盛期,细叶品种则以11月到次年2月开花为多,清香宜人。在桂林的龙胜县,我还看到当地住在山上的少数民族有着栽培寒兰的习惯,盆栽寒兰多放置于门前台阶上。

投稿: 周旭明 | 2010/09/10 10:30

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