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2010 中国・江南の旅 その3

           4/10   外辺的花摊

さて、時空はちょっと戻って4月10日、中国は江蘇太倉市の第2日目です。
朝早くホテルを出て、昨日通った人民路を南にまっすぐ歩くこと20分、会場周辺はもう露店で賑わっています。入り口付近のど派手な看板、垂幕もアドバルーンもすっかり慣れてしまいました。本場の蘭花展はこうでなくっちゃ・・・
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開園までしばらく外の露店を見学。
よく見ると露店を出している商人は見覚えのある顔が多いです。名品を並べているあの兄ちゃん、おっさん、用土を売っているお姉ちゃん。去年の金壇や一昨年の臨海でも見た顔・・
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あの美人のおばちゃんもいて、目が合うなりにっこり、「又来了。また来たよ」 「また来たね」 「あんた、中国で仕事してるんか?」 「いんや、この蘭展見るために昨日日本から来たよ」 「商売人か?」 「いや、趣味でやってるだけだよ。中国蘭好きなんでこの3年毎年見に来てる」 「好きだね」 「んだ」 ・・・・
このおばちゃんから花茎用クリップと名札買いました。本も売ってたけど既に持ってるのばかりでした。
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小学生くらいの子供も山採りジジババを真剣に選んで買ってます。
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第3号開花

今年の九花の開花第3号は如意素 でした。
新極品は完全に開きました。「南陽梅」はクネクネしながらニョキニョキ伸びています。
      如意素           江南新極品           「南陽梅」
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実は上の「新極品」は以前アップした写真を見て「栄梅」ではないかという中国人の友人がいたのですが、まだよく確認していません。いったいどの写真・資料と照合したらいいのか迷うところです。『蘭華譜』でさえ、ちょっと「あれっ?」って思うところいくつか有るし・・・

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九華開花第2号 ほか・・

我が家の開花第2号は江南新極品のようです。
明日には開くかな!?

   江南新極品     今日の赤殻素           「南陽梅」
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「南陽梅」は5/2の富山の展示会に間に合うだろか?ちょっと心配。。

 今年は2月末、暖かくて一花が早く咲きましたが、その後三月も四月も寒い日が続いているため一花の花のイノチがずいぶん長いです。
咲き始めのみずみずしさはなくなって、よく見れば少しお顔にシミが出たりはしているもののまだまだべっぴんさんに咲いてます。

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湖州花鳥市場の思い出

                 赤殻素との出会い

今から3年前、2007年4月のことです。
はじめて、宜興の九華展を見に行って、そのとき偶然お会いした牟氏の紹介で湖州では趙さんやそのお仲間と交流し、翌12日は上海に移動するのみ、午前中半日は時間がある。湖州ほどの規模の街ならきっとあるはず、タクシーをひろって「到花鳥市場!」郊外のまだ建設中の新しい花鳥市場に行ったのでした。
ほとんど盆栽や花卉草花の店ばかりでしたが歩いていくと、奥のほうに一軒花の咲いた九華が置いてある店がありました。
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「ちょっと見せてね~。只看看。可以ま?」
お風呂の椅子みたいなのに座ってなにやら植え替え作業をしていたおばちゃんは
「可以、どうぞ~」
ちらっとこっちを向いて、また一生懸命作業を続けます。
地べたに並べてある九華はみんな普通のジジババだったけど、棚の上に逸品や老十円などの名品に混じって、「赤殻素」と名札のついた細葉で巻葉の九華が目にとまりました。

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うちのも咲いた^^

我が家でも九華第一号が咲きました。
        赤殻素
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センタクバサミはないほうがいい??
使ってみたかっただけです。。

ところで
“赤殻素”って聞き慣れない名前でしょ。
由緒については今晩また・・・


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2010春 花のお江戸 お花見紀行

 中国江南の旅の疲れがまだ充分とれていない昨日、今日とまたお江戸へと行ってきました。阿佐ヶ谷の九華展を見るためです。
16日(金)夜行バスで京都を発って、17日朝7時前、新宿に着くとみぞれ、歩道はシャーベット状態。電車で阿佐ヶ谷へと向かい、乗り越して三鷹までいくと外は雪で屋根が真っ白。4月も後半に入ったというのに・・・。引き返して、会場近くの喫茶店で朝食をとり、昨夜プリントアウトした中国の写真を整理しながら開展まで時間をつぶしました。
 約30鉢、20数品種が並んで、大型、小型の大一品や西の「慶華梅」や「崔梅?」、yangさんの最近仕入れた新花など面白いものを見ることができました。
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 九華は作り手や栽培する環境によって花も葉姿もずいぶん変わることがあるので、自分の持ってるものをながめるだけでなく他所の花を見るのは面白く重要だと思います。どれが本物/品違いと簡単に結論を出さず括弧付き、?付きにしておいて、複数の人間で時間をかけて観察することが必要だと最近つくづく思います。
昼過ぎにそんちょ、ルさん、Sさんなども現れて、一日楽しく九華談義に花を咲かせました。

 一泊して、翌18日は久品仏とすずき園芸へ
久しぶりに東京へ来たらこの二カ所詣でをはずすわけにはいきません。
久品仏浄真寺の境内は新緑がきれいで大きな2本の銀杏も新芽を吹いていました。
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すずき園芸ではちょうどエビネ展をやっていていい香りを放っていました。エビネは私の守備範囲ではないけど丹誠込めて咲かせた花を見るとやっぱりいいものです。白石さんの仕事のじゃまをしながらゆっくり過ごさせてもらって、午後神田の古本屋を回ってお江戸を後にしたのでした。

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2010 中国・江南の旅 その2

      4/9   太倉へ 

上海浦東空港からバスを乗り継いでいざ太倉へ・・
空港から太倉市までは車で2時間弱の距離とふんでいたのですが
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上海市内はけっこう渋滞していて、それに乗り継ぎに少してまどったりして、予約していたホテルに着いたのは4時半頃でした。蘭展はもう閉まってるだろうけど下見がてら会場の南園までぶらぶら歩いて行ってみました。
江南地方、どこの街でも八重の桜の街路樹はよく見るのですが一重の桜を初めて見ました。
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途中、ビルの屋上や商店の前に蘭花展の大きな看板が見えます。
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“兰(蘭の簡体字)”の文字にすぐ反応してしまう蘭迷さんです。
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「兰兰包飾店」は女性用のハンドバッグとか小物を売ってる店のようです。
兰州ラーメンって美味しいのかな?あちこちでよく見かけます。上海にもあった。
片づけ始めている会場前の露店をちょっと見た後また来た道を引き返し、ホテル近くの食堂で晩ご飯です。ちょっと食べ過ぎた。
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ホテルの部屋にパソコンはあったのだけど日本はつながりにくい。GOOGLEの件の影響か?
EXBLOGは必殺わざでもだめだったし、COCOLOGも見ることはできるけどログインすることはできませんでした。

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2010 中国・江南の旅 その1

4月9日から11日までの3日間、また中国に行ってきました。
江蘇省太倉市で行われた九華展を見るためです。
       会場の南園入り口               今回のGet品
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ほんとは月~金と休みを取って9日間ゆっくりと蘭の故郷をあちこち見て回りたいところなのですが今回は仕事の都合でそうもいかず、往復の移動を含めて3日間だけとなりました。でも太倉は上海浦東空港から100kmもない、1カ所だけなら中1日をたっぷりみることができるし、と単身出かけたのでした。
写真はたくさん撮ったものの、整理がつかないまま昨日、一昨日は早く寝てしまって、来週はまた東京があるし・・・ほっとくといつまでたってもアップできそうにないのでまとまらないまま適当にとにかくアップしていくことにします。

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蓮瓣盛開

我が家では蓮瓣蘭が今は盛りと咲き誇っています。
花数が多いぶん華やかです。でも江南文化のもとで選育された伝統春蘭と比べると
まったく異質で、確かに山野草的美しさといっていいかもしれません。
香りあるし、これはこれでわるくないのだけれど・・・
       大雪素            蓮 瓣             碧 蓮
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今年は碧蓮の緑がなんでかちょっと薄いです・・
.     大荷蓮瓣             媼              桃腮素
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「媼(おうな)」はもとは「お歯黒」という名だったけどあまりに直接的なんでちょっとひねりを入れてこの名になったそうです。
.     維西雪素            紅 蓮            大雪素
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維西雪素ももっと淡い緑がのるのですが今年は白い。。
写真だと大きさがわからないけど、大雪素と大荷蓮瓣は広葉蓮瓣、雲南女王の貫禄があります。

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九華の季節

 本場、中国の江蘇、浙江地方ではちょうど今、3月末から4月中旬にかけて各地で九華展(蕙蘭展)が行われています。私はとりあえず、明後日4月9日~11日江蘇省、太倉市で行われる展示会を見に行ってきます。


 日本では

○ 九華蕙雲会展示会
    4月16日(金)~18日(日)     
    東京・阿佐ヶ谷地域区民センター

○ 富山県愛蘭会 第36回九華展示大会
    5月2日(日)
    富山市有沢橋詰めの北山ナーセリー

九華の魅力、迫力は写真で伝えることはほぼ不可能(と私は思います)。ちまたに出回っている九華は札違いもそうとう多いし、実物を一同に眺められる機会は少ないので九華迷・痴~の方はぜひ見に行ってほしいと思います。


 我が家の九華の花芽もぐんぐん伸びています。今年は20鉢くらい花が見られそう。。

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花 摊

摊tān とは地面に品物を並べて売るいわゆる露店のこと。
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中国の蘭花展に行くとどこに行っても会場の周辺にはたくさんの花摊huātānが並び、売る人買う人でそれは賑やかです。
左の写真はちょうど去年の今頃江蘇省金壇の九華展の会場周辺。如雨露や肥料や殺菌殺虫剤などを売ってるベージュの帽子がよく似合う美人のおばちゃん、どっかで見たことあるような・・?

《湖北蘭花》という写真集を売ってたので買ったら「あんた、一昨年の宜興にも来てたよね。日本人だよね」と言われて思い出した。
あのとき、このおばちゃんから《蘭華譜》の中国版を買ったのでした。その隣で超デカジジババ九華も買ったのでした。しかし、、日本人だなんて名乗った覚えはない、もちろん名刺も渡してない。目立たないように行動してたつもりなのにしっかり覚えられていた。このおばちゃんとはまたどっかで再会しそうな気がする。

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円 梅

円梅、またの名を永豊梅
好いのは咲き始めだけだと思ってたけど、よくよく見たらけっこう丸くて可愛いね^^
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主、副瓣の根本が開花するとすぐに逆ぞりして筒みたいになってしまうけど、それがこの花の個性だから仕方ない。
写真は開花後18日目。

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咲 笑 xiào

 蘭花のつぼみがほころび今にもはじけそうな様を“笑い出す”と言うのはいかにも巧い表現だと思います。
 ところで、中国語の古語、書面語では日本語と同じ漢字を使っていることが多いのに古い蘭書を読んでいて「花が咲く」の意味で「咲」の字が出てこないのを不思議に思っていました。調べてみたら「咲」はもともと「笑」の異体字で、「花が咲く」の意味はなかったようです。日本では「鳥鳴き、花笑ふ」の故事から「花が咲く」の意味に転化して使われるようになり、その後、「笑」と「咲」が「笑う」と「咲く」使い分けられるようになったんだそうです。
        円梅の笑いはじめ 
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.                                 ↑↑《漢字源》(学研社)より           
中国語で“花が咲く”は开(開)花 kāihuā です。开放 kāifàng绽开 zhànkāi 盛开 shèngkāi といった表現があります。
怒放 nùfàng なんてのもあります。怒ってるんではなくて山花怒放というと山は花が真盛りである の意味。
日本語では桜が満開とか開花予想といった言い方に開=花が咲く の意味が残っています。

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