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わかラン その② 「衣殻梅」

だいぶ前にお江戸方面のさる業者から「衣殻梅」の名前で入手したものです。
名札が珍しいので買ったのですが、鈴木吉五郎氏が命名したものだとのことでした。
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なんや、わかっとるやないか!と言われそうですが、いろんな本を見てもこんな名前見たことないし、実物も他にみたことありません。
どなたか「衣殻梅」の由来、いきさつなどご存じの方おられたら教えてください。
葉を見ると葉姿、葉のつや、独特の葉折れのクセは老十円にそっくりです。
今年初めて2輪咲いたのでUPしてみます。
2花とも小さくてまだ本咲きとは言えません。
ただ包衣がすごくきれいで、しかも一番上のだけでなく2番目の下の包衣まで緑色をしています。“衣殻”とは“包衣”のことだと思うのでこの花が吉五郎氏命名の本物ならば包衣が花瓣化してきれいな緑色を呈する特徴を「衣殻梅」と名付けたんではないかと想像します。
老十円はよく変わった咲き方をするので、いろんな別名がついていることがあります。
集円と老十円は同じものであることは《同心録》に書かれていますし、よく万字に化けたり、以前入手したことのある「桃石花」も、「畹香」も老十円でした。
(と私は判断しています)

葉姿全体がわかる画像をもう2枚ごらんください。
20100321yikemai0120100321yikemai02
どっちにしても何回か花を咲かしてもう数年観察してみないと・・と思います。

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コメント

黄花に見えちゃうけど、、遮光なんかしてないよねsun
この形で緑が濃いといいね!

投稿: そんちょ | 2010/03/25 15:35

実物よりちょっと黄色っぽく写ってます。
株に力が付いたら花形ももう少し丸くかかえてくれるとおもうのですが・・

投稿: 中国蘭迷 | 2010/03/25 19:53

蘭迷さま
suzukiです。ご参考までに昔話です。
今を去ること32年ほど前、故鈴木吉五郎氏がお元気だったころに(いまはなき)春及園をお尋ねしたことがあります。
当時、サカタ種苗の売店でアルバイトをしていました。春及園のコーナーがあって珍品の山野草のほか、中国春蘭や台湾の蘭がありました。賀神梅を分けていただくためにお邪魔したのですが(その苗は結局枯らしてしまった)、戦前に中国から輸入した蘭のお話をうかがいました。
そのときに「山採りからは富岡素のほかに梅弁花を見つけ、衣殻梅と名づけた。包衣が肉厚だったのでそう名づけたが老十円とそっくりでいい花だけれども包衣以外では区別しにくい」とおっしゃっておりました。
ということで鈴木氏は山採りとはっきりおっしゃっていました。まあ、中国には「植え戻し」という必殺技が合ったりしますので真相はわかりませんが。
春及園の蘭は富士砂主体の土で素焼き鉢に植えてあって独特のつくりでしたね。
その後売店で花つきの株を見たことがあったような気がしますが、当時の小生の目では老十円と区別がつかず興味がわかなかったようです(この辺の記憶ははっきりしません)。
 ちなみに拙宅の頌春はその少しあとにこのコーナーで買い求めたものです。

投稿: suzuki | 2010/03/28 23:01

suzukiさま:
貴重な情報ありがとうございます。
今年咲いた花は2花とも同じ咲き方をしているので、引き続き老十円と比較しながら観察してみたいと思います。

投稿: 中国蘭迷 | 2010/03/30 00:08

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