« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

蘭花の精

ル仙 : こんなのeyeもありますよ^^
Lanhuazhijingling_3
支那漫談
   松村梢風 著
   改造社  昭和12年 発行
   定価 上:壱円五拾銭,下:壱円六拾銭

3年ほど前に京都駅前のデパートで行われていた古本市で見つけた本です。
上下7000円の値段にはだいぶ迷いました。

手にとってパラパラめくってはまた戻したりを5,6回繰り返した末に買いました。
蘭花については表紙の画のみで中には記載はありません。

続きを読む "蘭花の精"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

“梅”,“楳”,“槑”

“梅”の代わりに“楳”の字を使った資料がありました。
   劉梅の線画
Liumei中国では最近こんなメモ書きみたいな古い資料がずいぶん発見されているようです。
スケッチは蚕蛾の捧心、大きな包衣などの特徴がよく表現されていてありがたい。
うちに「劉梅」の名札は一鉢あるのですがずいぶん小さな苗なので花を見られるのはうまくいって10年後 かな?

“楳”,“槑”、日本語では「ウメ」,「バイ」、中国語では「méi」
日中とも、発音も意味も3者同じです。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

梅雨~

なのに雨あんまり降らない~ 
と書いたら夕べから降り出しました。いかにも梅雨らしい降り方です。
3000年に1度咲くといわれる優曇華の花が今年も咲いていました。
            梅と                    虞山梅
20090621meiyu20090621yushanmei
右上の「虞山梅」は我が家に来て8年ほどになりますがまだ花を見ていません。

梅といえば『蘭蕙小史』の老蜂巧の白黒写真の“呆”を二つ並べた漢字“槑”、なんと読むんだろうとずっと疑問に思っていたのですが最近やっと判りました。
Laofengqiaolanhuixiaoshi_2
康煕字典に載ってました。
“梅”の異体字でした。
“楳”は知ってたけどこの字は初めて知りました。
本の解説では「老蜂巧」はほとんど“猫耳棒”と書いてありますが“梅瓣”なんですね。
そういえば『蘭華譜』ほかいくつかの中国の古蘭譜の写真の棒心も“猫耳棒”ではなく抱えて咲いてます。


昨年金壇と今年宜興で見た「老蜂巧」もほとんど“猫耳棒”ではありませんでした。
それにしても呉恩元さんは本文解説には“老蜂巧”と書いているのに写真にはなぜ “蜂巧槑”と書いたのか?
康煕5年(1666年)の発見と大変古い品種なのでこの蘭と蘭を伝えてきた先人たちへの尊敬の想いもこめて康煕字典にしか載ってないような古い文字を使ったのではないか!?と思いました。  

| | コメント (6) | トラックバック (0)

近況

梅雨に入ってもあんまり雨降りません。
一昨日なんか、職場のあたりはものすごい雷を伴う夕立で帰路阪急の線路をくぐるあたりが冠水していてずいぶん遠回りをさせられましたが自宅付近はほんのお湿り程度だったようです。
石垣の風蘭は今年も豊作、たくさん花芽を着けています。
蘭舎の日蔽いにと朝顔と瓢箪の種を蒔いてみました。空色朝顔と千成瓢箪は発芽きわめてよくないです。
        石垣の風蘭                まだ双葉の朝顔と瓢箪
20090620fenglan20090620asagaohyotan
江南の旅激遅報告、やっとエンジンかかって一気にと思ったのですが・・・。
私の頭は12時過ぎないと回転しはじめないし、けど夜更かしするとやっぱりこたえて回復に昔の3~5倍かかってしまいます。風蘭が咲くまでにと思っていたのですが朝顔が咲くまでに書き終えることできるかな?

| | コメント (1) | トラックバック (0)

無錫九花展 その四

         2009年2度目の江南の旅 激遅報告その5
4/10(金)
蕙山の麓の朝市をぶらぶらしたり、公園外の露店をひやかしながら待つこと約2時間、
吟苑公園の開門は午前9時。藤や八重桜が咲き誇り、新緑がきれいです。
20090410wuxihuilanzhan0120090410wuxihuilanzhan02
20090410wuxihuilanzhan0320090410wuxihuilanzhan04
花の小道をどんどん進むといちばん奧の二つの建物で九花展は行われていました。
会場の外では主催者らしい人たちが集まって談笑しています。
「あの~、・・・」 はじめ声かけるのは勇気がいりますが、すぐお友達になれました。
20090410wuxihuilanzhan05_220090410wuxihuilanzhan06
九花は新花、老品種ぜんぶ合わせてで150鉢ほどの展示です。
20090410wuxihuilanzhan07_220090410wuxihuilanzhan08
・ 无锡兰友俱乐部の马会长(右)と丁仲贤氏(左)
20090410wuxihuilanzhan0920090410wuxihuilanzhan10

| | コメント (2) | トラックバック (0)

無錫九花展 その参

         2009年2度目の江南の旅 激遅報告その4
4/9(木)
無錫へは関空を朝9時過ぎの飛行機に乗ると上海空港から高速バスで約3時間、その日のうちに着きます。
ホテルに荷物を放り込むとタクシーで九花展の会場へと向かいました。
運チャンは「到吟苑公園」と言っても通じません。「今蕙蘭展をやってるはずなんだけど・・」と言うと「ああ、知ってる知ってる。○△*□ね!?」と吟苑公園とはちがう地名を言ってました。地元ではちがう言い方するのかな?
京抗運河を渡る橋の上まで来ると窓を開けて「ほらあそこだ、ここまで香ってくるだろう!」とうれしそうに自慢するかのように教えてくれました。
     会場の吟苑公園入り口             公園の外の露店
20090409wuxihuilanzhan0120090409wuxihuilanzhan02
公園は入場料5元。けっこう広い中国式の庭園です。
この日は閉門間近かだったのでざっと見て、歩いて帰りました。
ホテルのすぐそばの新華書店を覗いた後、夜の街を散歩し路地裏の食堂で夕食。
         新華書店                 ホテル近くの夜景
20090409wuxxinhuashudian0120090409wuxiyejing_2
新華書店は日本でいえば丸善とか紀伊国屋みたいな2~5階建ての大きな本屋です。中国のそこそこの街だったらたいてい一軒はあります。
ここは平積みのベストセラーの本の積み方がなかなか洒落ています。
3Fの園芸・ペットコーナーでまた蘭関係の書籍をしこたま買い込み(でも一月前にも蘇州で買ったので今回は少なめで4kgくらい^^)勘定を済ますと本の見返しに支払い済みのハンコを押してくれますが、カウンターにデンと積んだまま。「あれ、袋とかないの?」と聞くとレジ袋は有料でした。

翌朝は早めにチェックアウトしたあと荷物だけフロントに預け、ぶらぶら歩いて蘭展会場に向かいました。
         朝の屋台              1枚2.5元(40円ちょい)
20090409wuxizaochen0120090409wuxizaochen02
途中、右上のお姐ちゃんの屋台でお好み焼きをもっと薄く延ばしたようなのを買ってこれがこの日の朝飯。けっこう旨かった。
                       (続く)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

西神梅の故郷?

          2009年2度目の江南の旅 激遅報告その3

無錫市街の西方に頂上に塔の立つ小山が見えます。よく目立ちます。
20090410huishan01
今は“恵山”と呼ばれているこの山、
古くは“西神山”といったそうです。
中国春蘭“西神梅”の名前の由来です。

採れたのはこの山ではなく奉化というところだそうだけど栽培者(たぶん命名者でもある)榮文卿さんがこの辺りに住んでいたのかな?

九華展はこの山の麓の吟苑公園というところで行われていました。
       朝の京杭大運河             eye  錫山大橋より
20090410jinghangdayunhe0120090410jinghangdayunhe02

| | コメント (2) | トラックバック (0)

無錫九花展 その弐

     2009年2度目の江南の旅 激遅報告その2 です

今年は2月末に蘇州の春蘭展を見たので9花展は止めとこうと思っていたのですが日が近づくとやっぱり...
特にこの「2009年无锡春季蕙兰暨兰文化展」の“蘭文化展”というところが気になって結局、5日前の4月4日にネットで飛行機と宿を予約して出かけたのでした。
整理できないままにずいぶん時間が経ってしまったのですが順不同にアップしていくことにします。
まずは無錫九花展の会場1で見せてもらった蘭鉢の数々
20090409wuxilanpen0220090409wuxilanpen0320090409wuxilanpen0420090409wuxilanpen05
実はここは「撮影禁止」となっていたのですが主催者の方に頼んでみたら
「いいよいいよ,かまへん、かまへん」とこころよく許可して頂きました。

続きを読む "無錫九花展 その弐"

| | コメント (9) | トラックバック (0)

水遣り

ちょうど二ヶ月前、無錫の九華展でみた蘭鉢です。
20090409wuxilanpen01
此身願作灌花□
ci3 shēn yuàn zuò guàn huā …

最後の一文字が判らないのですが
 この
 自身自分,或いは生涯、人生、一辈子
 に同じ、~する
  
私の願いは花に水をやることだよ

お金も宝もなんにもいらない、花の世話をしながら生きていけたらそれで十分幸せ・・

民国丙寅の年というから1926年(日本では大正15年)製
蘭人の無邪気で他愛のない想いをあらわした書ですが、その後の戦争、文革などの混乱で一時壊滅状態になり、78年以後の経済発展とともに次第に盛り返した中国の蘭の歴史を思うと感慨深いものがあります。

******************************************************************************************
周さんに教えていただきました。
最後の文字は“ sou3” おじいさん,年寄りの意味だそうです。
つまり「花に水遣りしながら暮らしていけたら十分満足なおじいです」という意味!?

後に続く小さい文字の部分は
“丙寅の年(1926年)秋、朱黎怀さんが宜興県立職業訓練所で作ったこの鉢を県知事である隐君さんにプレゼントした”ということ。
朱さんは職業訓練所の所長さんかなんかかな? 
なんとなくこの鉢にまつわる人間関係が見えてきました。。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »