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観音兜

龍字は花形がくるうことのない一花のひとつだけど、その包衣はときどきハッとするようなきれいな緑をみせてくれることがあります。
花弁(ホントは萼片)になろうとしているんでしょうね。
20090315longzi0120090315longzi02
ところで、龍字の棒心の形を“観音兜”といいますが、
長い間、観音様のどこのことを言ってるんだろう?ヘアースタイルでもなさそうだし、、
とお寺に行くたびに顔を眺めながら合点がいかずにいました。
Photo
最近やっとわかったのですが
観音様がかぶっているショールのことでした。
中国語辞書にはちゃんと載っています。
 〔观音兜〕guānyīndōu
   旧時,女子が防寒のためお高祖(こそ)ずきん
   ようにかぶったずきん.



中国の“观音兜”と日本の“おこそ頭巾”はちょっと違うかもしれないけど...
なるほどね。。
そう見えてきた..

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コメント

兜のことについては誤った使い方がされているようですね。
本来、観音兜(かんのんとう)で一つの言葉で、捧心に兜があるとかないとか、そういった言い方はないのです。
観音兜は僧侶がかぶる縦長の帽子のことです。観音帽子とも言います。日本でも儀式の時等に金襴の帽子を被っているのを見かけますが、あれのことです。ちなみにお寺向けのカタログにも観音兜はちゃんと載っています。
実物をごらんになれば龍字の捧心の全体の形がまさにそれであることは、容易に理解されると思います。
でわでわ失礼します。

投稿: 魁童 | 2009/03/18 07:27

shadow観音は本来「人々を救うためにどの様な姿にでも変化することが出来る・・・」だそうですから『観音兜』にも様々な解釈があって良いのかも知れませんね。
ただ、中国蘭の形の表現に使われているのですから、同じく中国で始まった「白衣観音」や「楊柳観音」の冠り物から連想されたと考えるのが順当のようにも感じますし、納得もできます。

投稿: ル | 2009/03/18 10:49

魁童さま:
コメントありがとうございます。
“観音兜”は中国でもひとつの単語として一般的なようですね。
おそらく①観音様のかぶりもの → ②坊さんのかぶりもの → ③一般(といってもちょっとエエとこの)女性の防寒頭巾 というように変遷していったのではないでしょうか?
日本の“お高祖頭巾”の“高祖”ももともとくらいの高い坊さんという意味だそうです。
言葉は時代とともに意味が変わっていくので中国蘭の用語を理解するには一花、九花の観賞様式が確立した清代中期~民国期の江南地方の文化や風俗、言葉を理解する必要があるように思います。“観音兜”は①そのものよりも②か③に見立てているのかなと思っています。

投稿: 中国蘭迷 | 2009/03/18 12:43

ちなみに中国語の“兜 dou”は
  ・(ハンカチなどで物を)包む
  ・ポケット状、袋状のもの
と言う意味で武士がおしゃれとプロテクター目的で頭にかぶっているヘルメットの意味はまったくないんですよね。
両手で水をすくって飲む動作を“兜喝水 douheshui”と言うそうです。
蘭花用語では棒心にたいしてだけでなく、荷花弁花の葉っぱの先についても“起兜”と書いてあるのをよく見かけます。

投稿: 中国蘭迷 | 2009/03/18 12:59

日本語の使い方だと

「・・・兜着走」は ヘルメット被って走るdash ことですがsweat01

どうやら全く違うらしい・・・

投稿: ル | 2009/03/18 16:11

眼から鱗、、そうなんですか・・・・大変勉強になりました。

投稿: 蘭翁 | 2009/03/18 23:21

蘭迷さん、やっぱり竜字の包衣は特別にキレイですね。
ところで亀の甲羅みたいな、、
カブト花にみられる包衣のことを
蘭用語で何て言うんですかね??

投稿: わかいゴ | 2009/03/19 22:31

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