« 遠州杭州寒蘭展 | トップページ | 冬の植物園 »

2009/01/12

蘭蕙縦横

Lanhuizongheng2牟安祥氏の新著『蘭蕙縦横』が届いた。
以前にちょっと紹介しましたが、『蘭蕙同心録』、『蘭言述略』、『蘭蕙小史』の時代から伝わる中国蘭一花,九花の老品種についてその来歴、特徴などを研究、解説した本です。
前回の『〈蘭蕙小史〉名品賞析』とだぶる部分もありますがその後わかった新たな事実や資料をもとに相当加筆訂正されています。


○ 自分の分は著者サイン入りで昨年11月に受け取っていたのですが、親しい友人や先輩に読んでもらいたく六冊だけ追加注文したものでした。
この本を一番先に届けたかった、富山の先輩が昨年末亡くなったことは非常に残念なことでした。
富山の九華展のときはここ数年いつも泊めていただき、北陸に残っている珍しい蘭蕙を捜し出して分けて頂いたり、いろんな人を紹介していただいたり、大変お世話になった方でした。

○ 私は商売人ではないので不特定多数の人への販売等はやりませんがほしい方はすずき園芸に注文すれば取り寄せてくれるはずです。見本も置いてあるはずです。
中国蘭の古い品種のファンの方はぜひとも読んでほしい書です。

○ 簡体字は慣れない方はわかりにくいかもしれませんが半年ほど「NHKラジオ中国語講座」などで初級中国語を学習すれば、蘭キチの方なら80%は読めます。
読めば目鱗なこと多いはずです。老品種が100倍楽しめます。
中国語バリバリの人でも蘭に興味なかったらチンプンカンプンでしょうね。

○ 私の提供した日本の資料も随所に採用されています。
『中国蘭花図鑑』の記事も引用されています。
ただ、どれが本物かいろんな説があるような品種について、中国側の古い資料と照合、考察するなかで日本で一般に言われていることと違う方向にいっていることも多いようです。

|

« 遠州杭州寒蘭展 | トップページ | 冬の植物園 »

コメント

>一番先に届けたかった・・・
まさに「鎮魂歌」のような出版ですね。寂しくなりました。中国語サッパリなんですが写真だけでも楽しめますか?

投稿: 蘭翁 | 2009/01/13 23:35

これ見てるとほんとに読みたくなってきますね。
日本語版つくるにはボリュームがありすぎますわ。コストメチャかかりそう!

投稿: そんちょ | 2009/01/14 21:54

待っていれば そのうち日本語版も出る sleepy

って考えている σ(^^) です。。

投稿: ル | 2009/01/15 11:27

>写真だけでも楽しめますか?

どう返答したらいいか微妙です。
文章の考証が面白いところですけど、写真も最近たしか上海で見つかった鮮明な『蘭蕙小史』の原版の写真が一部使ってあります。
富山の9華展で金賞いただいた私の「南陽梅」の写真も載っています。
富山の展示会のときには何冊か持っていくつもりですけど、蘭翁さま、よろしかったら一冊お回ししましょうか?仲間うちには得にもならないけど損もしない値段で廻してます。

>そのうち日本語版も…

『蘭蕙小史』が日本語訳されたのは77年後、『金璋蘭譜』は800年後でした。
『蘭蕙同心録』や『蘭言述略』は中国では復刻版や現代語訳・解説本が出てるけど日本語版はまだ出てない。。
原書で読める先輩、仲間がどんどん亡くなっていってさびしいかぎりです。

投稿: 中国蘭迷 | 2009/01/15 20:37

>まさに「鎮魂歌」

老品種にこだわる著者牟安祥氏は
蘭蕙とその文化を連綿と守り伝えてきた先人たちへの熱い想いがあるんだと思います。
これだけの労作を著しながらまったく偉ぶったところがなく私心を感じさせない方です。

投稿: 中国蘭迷 | 2009/01/15 21:19

>よろしかったら一冊・・・
よろしくお願いいたします。楽しみにしております。あまり損も得もしないでくださいよcoldsweats01

投稿: 蘭翁 | 2009/01/16 10:19

こもいちです。蘭迷さん今年もよろしくお願いします。以前お聞きしていた本、とうとう出たんですね。中国語半年勉強した私ですが、読めるのかな?なんだかテストみたい。

投稿: こもいち | 2009/01/18 09:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55262/43723563

この記事へのトラックバック一覧です: 蘭蕙縦横:

« 遠州杭州寒蘭展 | トップページ | 冬の植物園 »