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春蘭めっけ!!

朝から雨だし、春蘭はまだ咲かないし、タダ券もあることだし、ということで
京都国立博物館に御所の障壁画展を見に行ってきました。
20年ほど前、初めて中国に行ったとき、にいはおトイレは聞いていたからさほどおどろかなかったけど、それまで「日本的」と思っていたものが(特に京都で見かけるモノは)実はことごとく中国の影響を強く受けていて、ほんとの「和風」ていったいなんだろ?と思ったものでした。
今日見た御所の襖絵も、その多くが題材も画風もこてこての中国カブレ、そのなかで花鳥画は絵師が実物をよくスケッチしているためか、中国のそれとは雰囲気がちがうなあと感じました。
中国の宋代以後の水墨画ではよく蘭が描かれているけど、日本画では少ないように思います。草花や燕、鴛鴦、鹿などが描かれている鶴沢探真の四季花鳥図は16面の襖(展示は8面のみ)に春夏秋冬と左から右に自然に時間がゆったり流れていて面白い。藤の花の下にはスミレと春蘭が咲いていました。
蟹が戯れる水辺に清々しい鷺草が描かれている画もありました。
   四季花鳥図(部分) 鶴沢探真筆      花卉図(部分) 土佐光文筆
Shikikachozu_1Kakizu_1


↑図録のコピーはちょっと画質が悪いけど興味ある方はぜひ実物を見てきて下さい。

ついでにお隣の三十三間堂も初めて覗いて来ました。数人修理のため入院中でしたけど千手観音さんほんとに1001人いるんだ。

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コメント

どもです・・・日本の美術って中国に似ているほど、えらい!!とか本格的!とかっていう・・価値基準だったみたいですから・・・。しょうがないです。

大和絵という風に消化されてきて、大陸と少しおもむきが変わるんですが・・・一級品とかって・・・・別の視点でみればまるで・パクリです。

これは現代の風潮もいっしょ・・・今は欧米の模倣ですけど^^。

投稿: J, | 2007/02/12 10:21

この博物館の常設展示のほうで建仁寺の古い雲龍図と禅居庵の墨梅図も見てきました。梅は手入れがわるくて徒長枝がシュンシュン伸びた画だったけど不思議とすごく好い画でした。
宗達の風神雷神の画も本物ここにあるはずだけどこの時は展示されてませんでした。

投稿: 中国蘭迷 | 2007/02/12 21:59

しかし、こんな画や仏像やらが今実は危機的状況なんだそうです。
日本画の顔料をといたり仏像などの木を接着したりして伝統美術・工芸品を見えないところで下支えしている“膠”を古い製法で作ってるところが今、日本ではただ一カ所だけ。中国でも都市化の波に消えていって今ある良質の膠は昔作られたもののストック品。動物の骨や筋を煮出して作った膠は固着すると何百年ももって、しかも熱を加えると簡単にはずせるすぐれもの。天然砥石と同じで、化学合成の接着剤では代替えできない。文化財修復に携わっている人達が気づいて危機感を持っています。

投稿: 中国蘭迷 | 2007/02/12 23:05

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