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宋梅の故郷 宋家店村を尋ねて

8/1から一週間、蘇州に出張し、そのまま夏休みに入ったので、前から行ってみたかった杭州、紹興を4日間ひとりで旅行してきました。
仕事が予定どうりに終われるかわからなかったので予約も何もなしで、とりあえず上海空港に余分な荷物を預けた後、汽車で杭州へ向かい、初日は西湖の畔のホテルをベースに西湖周辺を遊覧。本屋で買った地図を見たら何と”宋梅の故事”に書いてあった”宋家店”という村があるではありませんか!
2日目、杭州から紹興に行き、タクシーを拾い地図を見せて頼んでみると大変親切な運ちゃんで途中、道行くおじいさん、おばさんに尋ねながら”宋家店”まで行ってくれました。

  PIC_0124B.jpg
   遙か昔、宋錦旋さんが蘭を捜して歩いたであろう山々

村役場の人は2百数十年前の話を読んでこんな山奥まできた日本人にあきれていましたが、”いまこの村に蘭をやっている人はいない、漓渚鎮という村には花木市場があるので蘭もあるはずだ”と教えてもらい、また尋ね尋ねしながら諸さんという方の蘭苑に行き着き、御棚を見せて頂くことができました。
苑主の諸さんはわりと若い方で、突然の訪問にも関わらず、また、この時期なので蘭を買うわけではない見せてもらうだけになるがよいかとお断りしたのですが大変歓待していただき、逆に病気や栽培環境のことでは質問攻めに合いました。
マンガや筆談での会話ながら楽しいひとときを過ごし、花の時期のまたの来訪を約束して別れました。

『3秒で話す中国語』と地図を片手のいきあたりばったりの旅で、はじめは、内心、ホテルにしろ、タクシーにしろ法外にぼったくられるんではないか、どこかで身ぐるみはがされるはめになったらどうしようなどと不安もありましたが会う人すべて親切なよい人ばかりで、ますます中国が好きになる旅でした。

浙江省の地図には湖州、嘉興、蕭山、余姚、四明山、会稽山 ・・・といった中国蘭ゆかりの地名がたくさん載っており、嘉興の市街図をみると老十円の舞台となった落帆亭もあって、今回はその極一部をほとんど素通りしただけでしたが、わくわくする旅でした。
今度はもう少し中国語が話せるようになってまたぜひ尋ねてみたいと思っています。

写真 : マイフォト>杭州・紹興の旅2004.8月 よりどうぞ

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コメント

はじめまして
宋梅の故郷や老十円・宋梅の故事などの記事を興味深く読ませていただきありがとうございます
いろいろと読ませていただきますます中国蘭が好きになりました
どうぞこれからもよろしくお願いします
(日本人ですが、まぎらわしい?ハンドルネームですみません)

投稿: zheng | 2004/12/11 22:31

Zheng様
コメントありがとうございました。
故事はその後、『蘭蕙趣聞』(香港百川文化出版社)という本に、載っていることを知り、最近入手しました。江浙地方に伝承されている蘭についての説話を収集したということで他にも大富貴、金おう素など30話ほど載っています。どこまでが本当のことで、どこからがフィクションかはよく分かりませんが、でも面白いですね。

投稿: 山本猛 | 2004/12/13 00:06

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